EXITという作品は、長らく写真活動をしてきた私が、初めてきちんとそれまで撮ってきた写真をまとめて展示したものです。
同時に同じテーマで作っていた映像、"Let Go" を会場で上映しました。
展示は5人の写真家によるグループ展で、茨城県大子町にある 元病院の建物の一部屋づつを作家5人がひとりづつ使い、それぞれに作品を展示しました。たくさんの人に見に来ていただき、写真を通していろいろな人とお話ができてとても特別な時間を過ごすことができました。最終日にはトークイベントもあり、とても楽しかった。機会を与えてくれた方々や、展示に参加した皆さん、見に来てくださった皆さんほんとうにありがとうございました。
作品のテーマは、言葉で説明するのは難しい、、それは恥ずかしいというのもある。私の場合言葉より視覚で伝えたい部分を写真や映像で表現しているので。できれば写真をみてそれぞれの人にそれぞれの見方をしてくれたら嬉しいなと思うのですが。 自分の中でずっと自分が信じてきたこと、その、ひとつの自分の世界の終わりというか区切りという気持ちでまとめた写真たちです。私の場合、自分の内側の世界を意識的に外の世界に投影して写真や映像で表現するみたいなことをずっとやろうとしています、、、と思っています。。要するに脚本があって撮影する映画とかに近いのかもしれない。それをスチールで撮るか、ムービーで撮るか。なので、映像で表現することもとても好きです。
映像"Let Go"は音のないショートムービーですが、これはストーリーがあります。この投稿の中に映像へのリンクを貼りました。そこに説明もあります。ちなみに自分も黒い服の謎の女として登場します。映像は5gallery's での展示の後は、詞の朗読ユニット、Hello Summer Good bye の企画するアート展やライブイベントなどで音楽・詩の朗読パフォーマンスとのコラボレーションで上映させてもらいました。
写真は2018年初めに参加した写真展に合わせて初の作品集として 自主制作し、展示やイベント時に販売しています。最近オンラインでも購入できるようになりました。良かったら是非見てみてください。
写真の活動をすることによって普段の生活では表現できない自分の中にある気持ちを表現できて、それを介していろいろな人と出会って話したり、何かを一緒にやったりできることが、つぎはどんなことがあるんだろう?というわくわくする気持ちの源な気がします。
EXIT 撮影 2008年〜2017年
展示 5gallery's 2017年6月 茨城県大子町 (映像作品 let go 同時上映)
写真集 2018年2月発売 ZINE fair, イベントなどに出展 オンライン購入
EXIT = 出口
この数年、自分がそれまで生きてきた世界や、
囚われてきた感情からの”出口”のようなものを探す気持ちで
撮ってきた写真です。
”出口”を探しながら、眼に留まったもの、何かを感じたもの、
または自分の中にある記憶や夢や想像のイメージを再現して撮影をしてきました。
そこに出口は見つかったのか。
出口は新しい世界の入口ではないのか? (2017)
video ビデオ
LET GO = 手放す
小さな秘密を共有する幼馴染の二人が、前に進んでいくために
子供の頃の記憶を手放していく。というストーリーの
ショートムービーです。(2015)
上映: 5gallery's (2017)
daydream301 (2019)
ごじゃっぺ音楽祭(2019)・あの頃フェス(2019)
展示最終日のトークセッション